「震災遺構・荒浜小学校を見学」

カテゴリー 佐藤牧師の日誌

5日(火)から7日(木)、北日本教職セミナーが仙台で行われ、私たちは担当教区として夫婦で出席しました。三つの教区から15名の牧師たちが参加しました。 

 2日目、昨日の午後はリフレッシュタイムとして、学びをお休みし、それぞれ自由に過ごしました。その中で、震災遺構となっている荒浜小学校に行きたい方々をお連れしました。これまで、外から眺めるだけでしたが、初めて中へ入り、見学させていただきました。校舎の中に入ることができ、4階では当時の映像を見ることができたり、津波襲来時に避難したという屋上にあがって、職員の方の説明をお聞きしたりしました。私たちがいる間に、県外から大型バス3台で見学に来られたりして、ひっきりなしに見学者が来ておられる感じでした。 

 写真パネルや映像を見ながら、当時のことを思い出し、涙が出そうになるような、表現しがたい思いがわき上がってきましたが、その一方で、北海道や山形からおいでになった先生方が、熱心に話を聞き、見学しておられる姿を見て、7年前の震災のことを心に留めてくださることを嬉しく感じたことでした。行って良かったなと思いました。 

 見学から車でホテルに帰って来たとき、すぐ近くで警察や報道関係と思われる車輌が道路の脇に並んでいたため、「何か事件でも起こったのだろうか?」と思ってテレビを見たところ、「クマが出て捕獲された」というニュースが流れていました。あの場所の近くのホテルが会場でした。 
 学びそのものは、とても有意義なもので、また先生方との穏やかな交わりに良き時を過ごしました。いつもお祈りを感謝いたします。