2013年8月≪緊急報告≫初めての入院・手術体験記

        −仙台南光沢教会・月報『シャローム』2013年8月号より−

「生かされているいのちに感謝して」

 わたしの恵みはあなたに対して 十分である。わたしの力は弱い ところに完全にあらわれる。(第二コリント一二9)

 6月下旬、入浴前に体重計に乗ったとき、「あれっ?」と右の下腹部が少し膨らんでいることに気づいた。「これってヘルニアじゃない?」と思い、お風呂から上がって早速「家庭の医学」で調べると、やっぱりそれっぽい。一週間ぐらい経っても変わらないため、我が家の主治医であるY兄にメールで尋ねた。やはりその疑いがあるので一度受診したほうがいいとのことで、近くの病院を紹介していただいた。
 教団の奉仕が一段落した7月5日、南光台のクリニックで受診すると、「鼠径ヘルニアです。手術が必要で、紹介状を書くから今から行くように」と言われ、仙台オープン病院に直行。教会や教団の奉仕に支障がないようにと、7月29日に入院、30日に手術することが決まった。直前まで、教会の皆さんに黙っていてごめんなさい。 何しろ初めての入院、手術ということで、不安などよりも、「入院、手術ってどんな感じなのだろう?」という好奇心のほうが上回り、「明日は10時集合だって!」という私の言葉に、娘が思わず、「何だか小学生の修学旅行みたいだねぇ」とひとこと。
 数年前に新しくなったばかりのオープン病院は快適そのもの。医師や看護師の方々の対応もとても丁寧で感激(「またお願いします!」と言いたくなる感じ)。不味いとよく言われる病院食も、そんなに悪くないじゃん! でも、和食中心でお肉などはほとんど出ず、一週間以上はやっぱり飽きるかもなぁ。
 いよいよ手術当日。よくあるように、開始時間が1時間半ほど遅れ、3時前に手術室へ。手術台に上ると、目の前には大きな円盤のようなライトが! 思わず「これこれ、テレビでよく見るやつ!」と思っているうちに眠りに落ちた。全身麻酔ではなく、下半身だけの麻酔だったため、睡眠薬?が切れて途中で目が覚めた。1時間半で終わる予定が、ちょっと長引いたため、目が覚めたようだ。最後の30分ほどは手術が終わるまで、お腹の上でゴソゴソやっているのを感じながらだった。結局、2時間半で手術終了。家内が待ってくれていた病室へと戻った。
 とても簡単な手術、と聞いていたので、小さな穴でも開けてやるのかな?ぐらいに思っていたが、案外ちゃんと切られていた。7センチはあるだろうか。術後、この傷口付近がかなり痛んだ。ちょっぴり手術をナメてたかな。
 手術を終えて思うのは、いい経験をさせていただいたなぁということ。これまで、入院しておられる方々を何度も訪問してきたが、手術どころか一度も入院したことのない人間の言葉では、どうもリアリティがない。今度からは、「私も経験者です!」みたいな大きな顔して(?)訪問ができるかな。
 教会の皆さんのお祈りに感謝します。生きて帰ってきました。これからもよろしくお願いします。
 帰ってきて思ったこと。オープン病院もなかなかいいけど、やっぱり我が家が一番!



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