2015年5月10日(日)

「弘前教会奉仕-母の日に-」

 昨日から今日にかけて、今年3回目の弘前教会の礼拝奉仕に行って来ました。弘前では、今、りんごの木が白い花を咲かせています。秋になると、これがりんごの実に変わります。皆さんは、りんごの実が木になっているのを見たことがあるでしょうか。おそらく、ちょっとビックリすると思います。秋に、ぜひお見せしたいと思います。
 今日の礼拝では、弘前教会の会員だった方のお嬢さんが、クリスチャンだったお母さんのお墓参りに埼玉から来られたついでに、幼少期以来の何十年ぶりかで教会においでになりました。母親のことを思い出して、幼い頃の記憶を頼りに、弘前教会を探し当てておいでになったとのことでした。昔からの教会員の方がその方のことをご存知でした。教会員から信仰者としてのお母さんの様子を聞いて、その方は涙を流しておられました。
 そのように、その方と挨拶を交わした後、礼拝前の前奏として奏楽者が讃美歌510番「まぼろしのかげをおいて」を弾いてくださいました。懐かしい曲を聴きながら、「そうだ、今日は母の日だった!」と思い出しました。この曲の折り返しの後半には、「母はなみだ乾くまなく 祈ると知らずや」と歌われています。幼い頃に母親に連れられて何度か弘前教会に来たというその方は、クリスチャンではなく、今も教会には行っておられないのですが、この讃美歌にあるように、クリスチャンであった母親が、きっとその方のためにずっと祈っておられたことでしょう。「埼玉にお帰りになったら、ぜひ教会に行ってください。亡くなったお母さまも、きっとそのことを祈り願っておられたはずです」とお勧めいたしました。それにしても、歌詞の美しいこの曲が新聖歌には入っていないのがとても残念です。
 そのように、今日はお客さんも来られて、最近では一番多い16名の礼拝でした。礼拝後、昼食をいただきながら、みんなで近況や祈祷課題をひとことずつ分かち合いました。とても和やかな、良い主の日となりました。
 帰りの新幹線、普段は仙台までの新幹線はわりと空いているのですが、今日は八戸でどっと人が乗り込み、ほぼ満席となりました。どうしたんだろうと思いながら、八戸から乗ってきた隣の席の方の話を聞いていると、今日は八戸で「うみねこマラソン」というのがあったようです。仙台でも、今日は仙台ハーフマラソンがあり、駅周辺は昨日から多くの人で賑わっていましたが、八戸でも同じようにマラソン大会があり、仙台やいろんな地域から、わざわざ八戸に出かけて行って走ってきた方々が多くおられたようです。皆さん元気ですね。車窓には、田植えがちょうどなされた風景が広がり、心がホッとする思いをしながら帰ってきました。
 さて、今日は母の日、いつも祈ってくれている母に電話をしよう。

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