2014年8月12日(火)

「三陸・宮古へ」

 3年ぶりに日曜日をはさんだ夏休みということで、家族でどこへ行こうか、またディズニーランドでも行こうか、と話していたところ、せっかくなら、どこか被災地へ行って何かおいしいものでも食べてくるのもいいんじゃない?ということになり、岩手県の三陸海岸の真ん中にある宮古市に行くことになりました。ボランティアなどできませんが、被災地に泊まり、観光し、飲食する、そういう形での復興支援の旅となりました。三陸海岸の中でも宮古に行くことになったのは、他の場所はホテルが空いていなかったというのも一つの理由でした。

 東北自動車で2時間半ほどかけて盛岡まで行き、高速を降りて盛岡冷麺を食べ(辛いのが苦手な我が家のみんなは、あのキムチの辛さがダメでした)、そこからは一般道で、まずは岩泉町にある龍泉洞という鍾乳洞に行きました。ココは、日本三大鍾乳洞の一つとのこと、特に、水深約100メートル、世界でも屈指の透明度を誇る地底湖で知られているということでした。キレイにライトアップされた中で、探検気分で回りました。


 続いて、田野畑村にある北山崎という、三陸随一の壮大な眺望と言われる場所に向かいました。その途中、三陸鉄道の島越(しまのこし)駅で写真を撮りました(下の写真)。ココは、海岸のすぐそばにある駅ため、津波によって駅舎も線路もすべて流され、開通が最も遅れた場所でした。その三陸鉄道の北リアス線も、小本~田野畑駅間が開通し、今年の4月に全線開通となりました。




 ずっと小雨が降り続く中、北山崎に着き、急いで写真を撮りました。空が晴れていたら、きっともっとキレイな景色だったことでしょう。3日間、だいたいこんな天気でした。  
 そこから宮古のホテルへ向かう途中、津波で被害にあった三陸鉄道の車両のモニュメントがありました。こんな感じで、津波の犠牲になったのでしょうか。



 また、ニュースなどで知られた宮古市田老地区にある田老観光ホテルにも立ち寄りました。6階建てのホテルが、高さ17メートルを超えるとも言われる津波により4階まで浸水、2階までは柱を残して完全に流失するなど大きな被害を受けました。震災遺構として残されることが決まっています。
 夕方6時過ぎ、宮古市内のホテルに到着しました。ご覧のように目の前は海。このホテルは、津波で被害にあった場所に、復興支援ホテルとして建てられたとのこと。普段は工事関係者などが多く宿泊されるようです。けれども、夏休み期間とあって、ほとんどは旅行者でした。まずは無事に宮古にたどり着き、ゆっくりと休みました。(続く)




追伸:仙台の夕方の虹、鮮やかでしたね。皆さん見ましたか? 道路で写真を撮っている人がたくさんいました。ちょうどジャスコに買い物に行った家内を迎えに行ったときでしたので、ジャスコの屋上の駐車場に上り、パノラマで撮りました。きれいでしょう?



牧師の日誌2014年へ戻る

トップページへ戻る