いつもお祈りを感謝いたします。久しぶりの投稿になります。
今年の4月で、私たち夫婦が仙台南光沢教会に遣わされて25年となりました。少し思うところがあり、教会にお願いして、今年2月1日から3月22日まで、初めてのサバティカルを取らせていただきました。7回の日曜日を挟んでちょうど50日間でした。
一般的には、サバティカルといえば半年や1年ぐらいの休息をとるものですが、サバティカルの制度などない私たちの教団では、病気でもないのに、そんな長い期間の休みを取ったのはもしかしたら私が初めてのことかもしれません。ある教区の牧師会で私がサバティカルを取ったことを話しましたら、「50日間も!!!」と非常にビックリされました。「(サバティカルなのに)たった50日間ですか?」と言われるかと思ったのですが、全く逆でした。
それもそのはずで、一週間の夏季休暇さえなかなか取得できない先生方が多くおられます。そのような先生方からすれば、「なんとぜいたくな牧師だこと……」というところでしょう。しかし、この50日間のまとまった休息の時を取った私の実感は、「私たち牧師はちゃんと休まなければならない。定期的に心身を休ませ、リフレッシュの時を絶対に持つべきだ」ということです。それだけ、私にとっては特別な時、深い休息のときでした。
サバティカルと言っても、どこか別の場所で行っていたわけではなく、普段はほとんど自宅にいたのですが、一つだけ特別なこととして、2月下旬から3月上旬にかけて、練馬・上石神井にあるイエズス会の修道院において行われた8日間(前後を合わせると10日間)の瞑想会に出席したことでした。私はもう20年以上、静まりのリトリートに参加しておりましたが、その多くは2泊3日ぐらいのものです。今回の瞑想会は丸8日間、基本的には沈黙で過ごしました。その期間、スマホの電源を切り、外部からの情報を完全に遮断して、深い静まりの時、魂の深い休息のときとなりました。ただ50日間休んだというだけでなく、この瞑想会が私にとっては一番貴重な時となりました。そのお陰で、新しい命をいただいて、年会が終わった次の日曜日から、奉仕に復帰しました。
その後、教団の奉仕で再び忙しくなっておりますが、この21日(月)から1泊で、弘前の桜を見に行ってきました。実はサバティカル期間中、せっかくなのでどこかへ行こうと考え、東北六県の中で唯一足を踏み入れたことのない秋田県に行こうと思っていたのですが、教会員が突然召されるということがあり、急きょキャンセルとなりました。
そこで改めて、まだ一度も見たことのない弘前の桜を見て来よう!と思い立ちました。弘前城がある弘前公園は広い敷地にいろんな種類の桜の木が植えられており、その桜の量と美しさに圧倒されました。昨日の午後、そして夜桜、そして今日の午前、なんと3回も弘前公園に通いました。
ここまで読まれた方は気になられたことでしょう、「いつも自分ばかりで、裕子先生はどうしているの?」と。本当にそのとおりで、いつも留守番が多く、次は家内がゆっくりと休むことができるように皆で考え、準備をしたいと思います。
いつもお祈りとお支えを感謝いたします。








