「本間総合計画の本間貴史氏」

カテゴリー 佐藤牧師の日誌

 私たちの新会堂の設計、監理をしていてくださる本間総合計画の代表の本間貴史さんがまもなく本を出版(ココをクリック!)されるということで、昨日、それをプレゼントされました。以前もご紹介しましたが、テレビ朝日系列の番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』に「匠」として何度も出演したことのある本間さんが、「建て主さんの思いを徹底して追求する建築家でありたい」という熱い思いで取り組んで来られたCM分離発注方式の建築方法について紹介されています。途中、マンガによる解説もあってとても読みやすく、また私たちが1年以上にわたってお話をお聞きしてきた内容でしたので、とても興味深く読ませていただきました。
 設計をお願いするようになった最初の頃は、初めて聞く「CM分離発注」という言葉に、分かったような分からないような感じで、こちらにとって得なのか、そうでもないのか、疑問を持ちながらのスタートでした。何度も設計を練り直し、協議を続け、CM分離発注を行い、施工業者と総工費を決定していく過程で、最初に言われていたとおり、「価格の透明化」という意味では、何がどのようにかかって、どのようにすると減額されるのか、透明すぎるぐらいハッキリと分かり、「言われていたとおりだ」と思ったことでした。この本に書かれているとおりのことを経験してきた私にとっては、まだ工事の途中ですが、「CM分離発注にしてよかった。本間さんにお願いして良かった」と思っています。特に今、工事の進捗状況について、建て主に代わって監理を担っていてくださる本間総合計画のスタッフの方が、実に厳しい目でチェックを行い、それを私たちにも毎日のようにメールにて、写真付きで報告してくださっています。それがこのホームページの「新会堂建築工事日誌」としてアップさせていただいております。
 そして今朝、河北新報の朝刊に、「本間さんの記事が載っていますよ」と教会員からメールが入りました。本間総合計画は中国・上海にも事務所があって、中国で設計を手がけているそうなのですが、その中国でも、日本の『大改造!!劇的ビフォーアフター』にマネた番組があり、そこにも何度か本間さんが出演したことがあるそうです。昨年、認知症を患う80代の母親の徘徊や暴力に悩む家族からの依頼で自宅をリフォームするお手伝いをする様子が放映されました。その番組を見て感銘を受けていた中国の篤志家が、新型コロナウイルスの感染に苦しむ日本の国に何をしたい、留学時代にお世話になった日本に恩返しをしたい、と申し出られ、テレビ局をとおして本間さん宛てにマスク3万枚を贈られたということでした。建築をとおして受けた善意を「高齢者の方々を感染リスクから守るために役立てて欲しい」と思い、本間さんは仙台市老人福祉施設協議会にそのマスクを寄付された、という記事が写真付きで掲載されていました。私の母も、特別養護老人ホームにお世話になっておりますので、回り回って助けていただいているのでしょう。
 本間さんにまつわる二つの話、新型コロナウイルスのことでいつも頭が一杯の中、嬉しいニュースでした。どのような新会堂ができあがるか、楽しみにしたいと思います。いつもお祈りを感謝いたします。