「葬儀のために帯広・芽室へ」

カテゴリー 佐藤牧師の日誌

 北海道教区・芽室教会の名誉牧師・児玉正人先生の葬儀に参列するため、11
日から12日にかけて帯広へ行ってきました。11日は夜8時半頃に帯広駅に着
きましたが、空気が凍っている感じでした。仙台とは、寒さが2段階ぐらいレベ
ルが違う感じでした。それでも、帯広でも今年は暖冬、ということでした。
 12日の午前10時からの告別式を前に、帯広の隣りの芽室町にある芽室キリ
スト教会に行ってきました。葬儀の準備でお忙しいでしょうから、先生方には声
をかけず、教会堂を外から眺めるだけでしたが、実際にこの目で様子を見て、体
感するということは大切だなあと思ったことでした。教団の任命に従い、このよ
うな厳しい環境のもとで主と教会とに仕えておられる先生方がおられることを思
うとき、本当に頭が下がる思いでした。
 葬祭会館は西帯広という駅が一番近いのですが、時間が早いため、25分くら
いかけて会館まで駅から歩いてみました。歩きながら気づいたことは、私のよう
に道路を歩いている人がほとんどいない、ということ。この寒さですから、皆さ
ん車で移動するのが当たり前なのでしょう。黒いコートを着て、リュックを背負
って歩いている私の姿は、地元の人の目には不審者のように映ったのではないで
しょうか。駅から会館まで、歩いている人には一人も会いませんでした。
 葬儀では、郷里伝道を志し、教団に願い出て開拓伝道をなされた児玉先生の生
涯が語られました。神に遣わされて何十年とその地に留まり続け、福音を伝え続
けた尊いご生涯のゆえに、主の御名をあがめました。教会がココに建っていると
いうだけで、立派な宣教のわざであるということを強く思わされました。
 児玉先生のご葬儀に参列できたこと、久しぶりに隠退された北海道教区の2組
の老先生ご夫妻にお会いできたこと(北日本ブロックセミナーではいつもご一緒
でしたので)、芽室教会を見ることができたこと、冬の北海道を体感できたこと、心に残る旅となりました。

帯広駅
芽室駅
芽室キリスト教会
葬儀会場
人ひとりいない極寒地