11月5日(木)

「ミーク先生ご夫妻と女川、石巻へ」

 昨日に続いて、ミーク先生ご夫妻と女川、そして石巻へ行って来ました。ミーク先生ご夫妻のご希望は、宣教師の方が震災後に被災地で始めた2つのプロジェクトを見に行くためでした。

 最初に、女川での「恵(めぐみ)プロジェクト」を見に行きました。古い着物をもらって、その生地を加工し、スカーフやショールなどを作って販売しています。私たちのほかに、たまたま見学に来た米国からのお二人が、なんと北米ホーリネスのサンディエゴ教会からおいでになった方々で、以前、私たちの教団で奉仕しておられた島田直先生が牧会しておられる教会からの方々でした。またスタッフの一人は、以前、小国教会に出席しておられたことがあるとのこと、主が出会わせてくださった出来事に驚き、また感謝しました。



 そのあと、いつも行く女川の医療センターに行きました。すぐ目の前の道路は封鎖され、かさ上げ工事がなされていました。ミーク先生ご夫妻は、あの高台にある病院の1階の1メートル95センチの高さにまで津波が上ってきたことに、大きな驚きとショックを受けておられました。“Unbelievable!”


 そのあと、石巻に戻ってきて、今度は「希(のぞみ)プロジェクト」に行きました。こちらは、津波被害にあった地域に散乱していた食器の破片などを目にした宣教師が、これを用いて被災地のために何か出来ないだろうか?と考えていたとき、それらを用いてアクセサリーを作成することを思いつきました。宣教師家族が渡波に移り住み、3年前からこのプロジェクトが始められています。インターネットを見て、外国のクリスチャンからの注文が多いそうです。そこでも、スタッフの宣教師はミーク夫妻の出身地であるインディアナ州にある大学を卒業した方であり、そのとき、OMSの宣教師の方にお世話になったことがあるとのことでした。まったく初めての出会いでしたが、いろんなつながりのある不思議な出会いが生まれ、神さまが引き合わせてくださるみわざに再び驚きました。みんなそれぞれが神に仕えて生きているのですが、同じ神に仕えているがゆえに、こういうことが起こるのだなあと驚き、また感動しました。

 ミーク先生ご夫妻は、明日は友人に会うために金沢へ行かれ、来週火曜日には帰国されます。いつの日か、先生ご夫妻が住んでおられるインディアナ州に「絶対に来て!」と言われ、“Yes, someday!”と約束しました。主がそのときを与えてくださるようにと期待しています。とても良いお交わりのときでした。主に感謝します。