2015年1月2日(金)

「元旦礼拝、そして除染現場へ」


 昨日、毎週の主日礼拝よりも30分遅く、午前11時より元旦礼拝を行いました。前夜に降った雪の影響を心配しましたが、お正月休みで帰省しておられるご家族も何名か出席され、46名の礼拝でした。記念写真のあと、茶話会を行い、一言ずつ新年を迎えての挨拶をしていただきました。



 茶話会のあと、H兄の車で福島県の放射能汚染地域に行きました。H兄は昨年6月から福島の被災地で放射能の除染にかかわる仕事をしておられ、週末ごとに仙台に戻ってくるという生活をしておられます。宿舎のある南相馬市まで仙台から1時間30分ほど、そこから除染現場である飯舘村まで山道を登りながら30分。雪が残る道を飯舘村の役場近くにある現場事務所に向かいました。道のところどころには、線量計が設置されています。いろいろと支障があるため、写真は撮りませんでしたが、至るところに除染によって出たモノが詰められた大きな黒い袋が山のように置かれていました。仮置き場ならぬ、仮仮置き場だそうです。
 実際には、どこにも持って行くことができないのでしょう。通行制限などは全くありませんが、年末年始などの特別な期間を除いて、村内に住むことはできないそうです。居住できるようになるのは、いったいいつになるのでしょう。厳しい除染現場を見ることができて良かったと思います。やはり、“百聞は一見にしかず”という思いがしました。復興のために働いておられる方々の健康が守られ、復興が進むように引き続き祈りたいと思いました。




佐藤牧師の日誌へ戻る

ップページへ戻る