2014年7月9日(水)

「長崎市内見学」

 今朝、ブラジルがドイツに大差で負けている頃、朝6時、宿の近くにある浦上天主堂のミサに私を含めて4人の牧師で出席しました。カトリックのミサに出席するのは、仙台の元寺小路教会のイースターのミサ以来2回目です。プロテスタントの礼拝とは言葉も何もかも違うので戸惑いましたが、ただ一つ、私も親しみを覚えたのは、ミサ拝受の前に歌った賛美でした。私たちの教会でも聖歌隊が特別賛美を捧げたことがある、カトリックの作曲家、高田三郎作曲の「来なさい、重荷を負うもの」が歌われたことでした。カトリック信者以外はミサを受けられないので、皆さんが司祭からパンを受けるとき、前に出て行って頭に手を置いていただいてひとことの祈りをしてもらいました。興味深い体験でした。でも、やっぱりプロテスタントの礼拝がいいなぁ。大きな礼拝堂でしたが、60人ぐらいは集まっていたでしょうか。ちなみに、明日の朝のミサは、台風の影響でお休みします、とのことでした。
 今日は長崎市内見学。最初に原爆資料館に行きました。規模や被災の中身は違うものの、東日本大震災を思い出してしまいました。これをみると、戦争ができる国にしようとしている動きに恐れを覚えざるをえません。
 続いて、日本二十六聖人記念館に行きました。長崎におけるキリシタン迫害の代表的な見学地です。ときおり激しい雨が降る中、予定を変更して先に昼食、長崎名物トルコライスをいただきました。美味しかったです。
  午後は、ちょっと大回りをしてオランダ坂をとおり、大浦天主堂へ。日本で一番古い天主堂とのこと。国宝です。続いてすぐ隣にあるグラバー邸に行く予定でしたが、時間がなく寄らずに島原へ。当初の予定では雲仙普賢岳の噴火跡などを見学する予定でしたが、台風の雨を心配してこれもキャンセルしました。
 長崎市内から2時間ほど、島原のホテルに向かう途中、大量の荷物を積んだワンボックスカーに乗った私たち3人は、ちょっと寄り道して諫早の干拓地の見学に。テレビニュースで見た、閉められた水門が残っているところをみました。百聞は一見に如かず、という感じです。これはもう、元に戻すことなど出来ないだろうなぁと思ったことでした。
 5時半頃にホテルに到着。今夜はホテルでゆっくり過ごします。
 明日は昼頃に台風が最接近するそうで、明日の予定は大幅に変更になりそうです。お祈り感謝します。

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