2014年7月11日(金)

「阿蘇から高千穂へ、そして福岡空港へ」

  今日、7月11日は日本からの参加者のK師の誕生日。月曜日の発題の際、K師は「人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない。聞こうと思うものしか聞こうとしない。ちなみに私は7月11日が誕生日なのですが、人に言っても覚えてもらっていた試しがありません」というようなことを言われました。これは、その考えを裏切ってやろう!ということで、今日の昼、サプライズで、みんなでハッピーバースデーを歌い、お祝いをしました。7月11日ということで、セブンイレブンで買ったエクレアをプレゼントしました。
 さて、今日はまず阿蘇ユースホステルから大観峰という阿蘇の谷を見渡せる展望台に行きました。残念ながら、まだ霧がかかっている状態でしたが、それでも雄大な自然を満喫しました。それからさらに車を進め、何と高千穂峡へ。別府に住んでいた頃も、高千穂は遠すぎるということで行ったことがありませんでした。高千穂は、熊本県と大分県の境にある宮崎県に入ったところです。この5日間で、福岡、佐賀、長崎、熊本、宮崎の5つの県を走りました。走行距離は5日間で1,200キロ近くになりました。マイクロバスとワンボックスカーの2台、二人の先生方がほぼ全行程を運転されました。お疲れさまでした。

 さて、この高千穂は、渓谷の美しい自然で有名ですが、もう一つ大切なのは、高千穂神社です。ココは天孫降臨伝承の地として知られているそうです。初めて聞いたことで、勉強になりました。この神社を見学した後、渓谷へと降りて行き、テレビで見たことのあるような景色を見ながら散策しました。長崎で行われた研究会で、まさか高千穂峡に来ることができるとは!

 昼食は流しそうめん。韓国の方々は初めての方が多く、楽しんでいただけたようです。
 昼食後、3時間ほど車を飛ばして福岡空港へ。その直前のインターで降りてショッピングモールへ。韓国の方々の要望で最後のショッピング。その後、福岡空港へ。空港までのほんの2、3区間だけ高速に乗るのですが、皆さんの荷物を積んだ私たち3人が乗るワンボックスカーが、なぜか、空港とは反対方向の道路に乗ってしまい、約10キロ、空港から遠ざかるばかり。結局、なんとお隣りの佐賀県(鳥栖JCT)まで行ってしまいました。最後の最後に、最もスリリングな時を過ごしました。楽しかったね、S先生!
 それでも、韓国の方々を出発の約2時間前には空港に送り届け、そこでお別れしました。5日間、本当に楽しいときを過ごしました。
 私は、2年前の京都での会議に続いてこれが2回目の参加でした。テレビなどで報道される韓国人とはイメージが異なり、戦時中の歴史を今回は取り上げたのですが、反日感情を表すようなことは一度もなく、友好的な関係のもと、良い学びと交流のときとなりました。このような交流を重ねていくことにより、心の中に自ら設けている壁のようなものが崩されていくように思います。私にとっては、今回もとても良いときでした。
 来年は韓国で行われます。来年はぜひ韓国へおいでください、と言われて別れました。韓国料理がちょっと苦手な私ですが、2年前も同じように言われながら去年は行かなかったので、一度は行かなければならないかな、と思っています。 その前の準備期間を含めて、この5日間、韓国からの宣教師の先生方、和解委員会の方々に大変お世話になりました。ありがとうございました。

 私は、10時前に無事帰宅しました。お祈り感謝します。  

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