「インターネット礼拝へ」

カテゴリー 佐藤牧師の日誌

 新型コロナウイルスが猛威を振るい、仙台でもついに週末の外出自粛要請が出されました。これを受けて、私たちの教会では、3月8日からすでに礼拝のライブ配信を始めていましたが、今日から完全にインターネット礼拝に切り替えました。教会には私たち夫婦と、奏楽奉仕者だけ来ていただき(これならば「三つの密」は避けられるのと、接触感染も細心の注意を払っていますのでリスクは低いだろうとのことで)、3人だけの礼拝となりました。
 ご近所の方々も気にしておられるだろうと思い、外の掲示板にはインターネット礼拝に切り替えたことを知らせる案内を掲示しました。新来者の方が間違って来ないように、玄関には鍵をかけての礼拝となりました。
 今日からは、仙台教会と築館教会に加えて、弘前教会の方々もこちらのライブ配信による礼拝となりました。まさかこのような形で、合同礼拝がなされるようになるとは考えてもいませんでした。
 たくさんの不自由なことがありますが、それでも良いこともあります。普段の礼拝にはなかなか来られない方、あるいは教会員のご家族などが、このような形で一緒に礼拝にあずかることができることです。これは、このような非常事態に遭って、強いられるようにして対応した結果生まれたものです。牧師というものは保守的で、頭の固い人種ですが、時代が大きく変わる中で、教会が福音を届けることにおいて、このような形、スタイルもあることを教えられている思いがいたします。今は、たとえどのような形であっても、新型コロナウイルスの脅威に押しつぶされそうになっている私たちが、主の恵みによって生かされ、支えられるように、そのことを願ってやみません。
 このような礼拝スタイルが、いったいいつまで続くのでしょう。70年も続いたバビロン捕囚の民の苦しみを思いながら、早く教会でみんなで集まる礼拝をささげたいと思います。主がしばらく続くであろうこの忍耐の時を支えてくださいますように。皆さんどうぞお元気で。